皆さんは、国内の5大SNSって知ってますか?
答えは、ツイッター・インスタ・Facebook・LINE・YouTubeです。
中でも今後伸びる可能性の高いプラットフォームはどれだと思いますか?
答えは、
YouTube
です。
理由はYouTubeが動画をメインとしたプラットフォームだからですね。今後5Gにより通信容量の増加が実現されれば、より動画の需要が高まるのは容易に想定出来ます。
その他SNSも動画を取り入れ始めてはいますが、動画プラットフォームとしてのシェアはYouTubeが断トツです。今後もYouTubeは伸び続けるでしょう。
さて、5大SNS以外でもたくさんのSNSがある中で、去年から大きくシェアを伸ばしているのが
TikTok(ティックトック)
です。
こちらも動画をメインとしたSNSであり、その内容は15秒の動画コンテンツを流すという独自の形を取っているプラットフォームです。
動画をメインとしているプラットフォームですので、今後も大きく期待できるSNSの一つ。
今のうちに攻略していくのが吉ですね。
というわけで、今回は動画プラットフォーム『TikTok(ティックトック)』の再生回数を伸ばすための方法を現役Webマーケッターが考えてみました。
目次
新規で参入するならTikTok(ティックトック)はおすすめです
最初にTikTok(ティックトック)の特徴をご説明します。
TikTok(ティックトック) はスマホ向けのショートムービープラットフォームです。
スマホ向けであり、現状(19/09/26時点)はPCからの投稿は不可。10代~20代の若者が中心となって活用されている媒体となっております。
ではなぜ新規参入するならTikTok(ティックトック)がおすすめなのかその理由を説明していきます。
TikTok(ティックトック)は再生回数が増えやすい
TikTok(ティックトック)はYouTubeと違い、後発の参入者でも動画が再生されやすいSNSです。
理由は、TikTok(ティックトック)が、
インフルエンサーだけでなく、新規参入者の動画もおすすめ欄に載せるような検索アルゴリズムを取っているから
です。YouTubeと動画露出のアルゴリズムを比較してみましょう。
YouTubeの場合、以下のような評価を行い動画の露出度を調整します。
TikTok(ティックトック)の場合は以下のように動画を露出します。
ちなみにTikTok(ティックトック)のレコメンド欄とはここのことです▼

動画を開いた直後の画面がレコメンド欄です。
再生が低かろうが知名度がなかろうが、誰の動画でも平等にレコメンド欄へ露出されるため、再生数が稼ぎやすいです。新規で参入するにはうってつけのプラットフォームですね。
TikTok(ティックトック)はクリエイターへの依存度が低い
TikTok(ティックトック)はコンテンツ至上主義です。
チャンネル登録者が多いクリエイターの動画が再生されるのがYouTubeであり、面白いコンテンツならば誰でも再生される可能性があるのがTikTok(ティックトック)。
なぜこのような差があるのかというとYouTubeとTikTok(ティックトック)では、フォロー(チャンネル登録)している人の動画を露出する仕方が全然違うからです。
もしあなたがYouTubeで誰かのチャンネルを登録したと仮定しましょう。その場合、チャンネル登録しているクリエイターが新規で動画を投稿したとします。
すると、その情報はあなたへこのように通知されます。

また、チャンネル登録をしていないとしても、普段視聴している動画の傾向から、あなたがよく見ているクリエイターの動画、またはあなたが好みそうな動画をチョイスしてトップへ表示します。

つまり、
YouTubeには同じクリエイター・類似のクリエイターの動画を見せるための仕組みがある
ということですね。
対してTikTok(ティックトック)はいかがでしょうか。
あなたがTikTok(ティックトック)で誰かのアカウントをフォローしたと仮定します。
その場合、フォローしているクリエイターが新規で動画を投稿した場合、あなたへはこのように通知されます。


そうなんです!マジで気づきづらいんです!!
フォローしている人の新規動画を見るためには、アプリを開いて最初に目に入る画面であるレコメンドを経由してフォロー中画面に移動するか、マイページのフォロー一覧から移動する必要があります。
さらに、フォローしている人の動画投稿通知もない上に、おすすめ動画の通知はデフォルトで来る仕様。以上のことから、
TikTok(ティックトック)は色んな人の動画を再生させる仕組みがある
ということなんです。
同じクリエイターの動画を見せるのがYouTube
様々なクリエイターの動画を見せるのがTikTok(ティックトック)
これらの特徴を良く理解しましょう。
他人が投稿した動画の再生回数が確認できない
後述してますが、TikTok(ティックトック)では他人が投稿した動画の再生回数が見えません。
なぜなのか。理由は徹底したコンテンツ至上主義です。
YouTubeは動画コンテンツの大きな評価指標として『再生回数』を掲げています。
サムネの下に視聴回数のみが表示されていることからもそれは明らかですよね。

対してTikTok(ティックトック)は『いいね』と『コメント』を前に押し出してます。

この仕様の目的は、
再生回数は多いけどコンテンツとして問題のある動画の排除
です。
例えば『炎上系動画』なんてイメージしやすいと思います。過激な動画は再生回数は稼げるけど、エンゲージメント率が低い傾向にあります。
TikTok(ティックトック)ではそういった視聴回数だけが多い問題のある動画を評価せず、純粋に見た人が良いと思った動画だけを評価するということですね。
つまり、コンテンツさえ良ければ誰であろうと評価される環境を整えていることが、ここからも分かります。
今後ユーザーの年齢層が高まる可能性がある
現状、若者向けSNSというイメージの強いTikTok(ティックトック)。
しかしながら、今後はユーザーの年齢層が高まると予想しています。
他SNSでも言えることですが、基本的にコンテンツの広まり方は以下の通りです。
2:同世代へ一気に広まる
3:噂を嗅ぎつけた大人が参入
4:大人の参入により上の世代へ流行が感染
上の例でいくと、TikTok(ティックトック)は今『2』の段階でしょうか。
また、最近はちらほらと大人の参戦が臭ってきてます。
その証拠にこんな感じでHow to系や自己啓発系の動画が出てきてます。
▼大人がやっているHow To系、自己啓発系の動画

How to系は経験の浅い若者は作りづらく、経験値の高い大人が作りこみやすいコンテンツです。
また、How to系は社会人に必要とされているカテゴリが多いので、How to系動画を目的とした社会人が市場に増えてくる可能性ありですね。
なので今のうちにベースを固めておくと、色々有利かと思います。
TikTok(ティックトック)の再生回数を増やす方法
ではTikTok(ティックトック)の再生回数を増やす方法について列挙していきます。
ターゲット層とテーマを絞る
まずはターゲット層とテーマを絞っていきましょう。
何事も発信する際はターゲットを決め、テーマを決め、それに沿ったコンテンツを継続して投稿していきましょう。
ターゲットを決めるコツは、自分が視聴者に与えられる価値をしっかりと把握することです。
例えば私の場合は、YouTubeにてボイスロイドという機械音声ソフトを使用した動画を投稿しています。
テーマは、
『疲れる毎日にちょっとした笑いを提供する』
です。
もう少し具体的に言うと、通勤・通学中の電車内でちょっとスマホをいじっているときに、ふと見て笑ってしまうような。
そんなコンテンツをイメージして作っています。
もともと自分はお笑いが好きだったので、それを価値として届けられるのではないかと感じ思いつきました。
このように、自分の得意なことから与えられる価値を考えて、どこの誰にその価値を与えるかを具体的にイメージしていきましょう。
これにより、動画を見てもらえる確率がぐっと高まります。
サムネを作る
サムネはしっかり作ったほうが良いです。
エンタメ系動画ならば、ムービー中にインパクトのあるサムネとして使用できるシーンがある場合が多いと思いますので問題はないかと思いますが、Howto系などは難しいですよね。(説明がメインであるため、インパクトのある画が撮れない)
その場合は、冒頭にYouTubeっぽいサムネイルを挿入しましょう。
ポイントは以下の2つ。
→自分が今欲している動画であることを伝えるために、サムネでどんな動画なのかは明確にしてあげましょう
・見てくれる人の興味を引くようなサムネを作る
→例えばタイトル『アルバイトを辞めたい君へ』。などの対象者を絞り込んで問いかけるような内容にすると、その状況に当てはまっているひとは興味を引かれます。このように、視聴者に問いかけるようなタイトルは一つ例としてオススメです。
TikTok(ティックトック)の場合、サムネが若干動くので、頭に1秒程度サムネにしたい画像、またはテキストを挿入すると良いでしょう。
▼参考になる方のサムネの作り方

TikTok(ティックトック)は結構サムネがおざなりになっている投稿者が多いので、きちんと作って周囲を出し抜きましょう!
どんな動画かを明確に伝える
エンタメ系動画の場合、ハッシュタグとコメント。Howto系の場合、冒頭テロップで動画の内容を伝えてあげましょう。

視聴者はサムネでなんとなく動画の内容をイメージしてから、動画を見に来ます。
そこで自分がイメージした動画の内容と実際の動画の内容が相違していたら、最後まで動画を見てくれません。
冒頭でしっかりと視聴者を引き止めるために、


こんな方は以下の記事もご覧ください。
▼TikTok(ティックトック)で『バズる』コンテンツを作る”6つ”のコツ
まとめ
今回の記事の内容をまとめます。
・誰であろうと再生回数が増えやすい
・クリエイターの依存度が低い
・コンテンツ至上主義
・これからユーザーの年齢層が高まってくる
【再生回数の増やすために意識すること】
・ターゲット、テーマを絞る
・サムネを作る
・どんな動画かを冒頭で伝える
TikTok(ティックトック)はコンテンツ至上主義ですので、アイディア次第で誰でも発信力を身につけることが可能です。
新しく動画を始めたいと考えている人は、まずはTikTok(ティックトック)へ参入してみてはいかがでしょうか。
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