1年で登録者数10人
上記の値は私がゲーム実況の活動を始めて1年後の実績です。
私は1年間、肉声でのゲーム実況活動をしておりましたが、再生数は1桁・登録者数は1ヶ月に1人増えるか増えないかという、『ど』底辺実況者。

そんな気持ちを抱きつつも、動画をUPする毎日。自分なりに考えつつ動画を制作してはいましたが、その結果は当然悲惨なものでした。

1年間悩み続け、分析を繰り返し、様々な試行錯誤の末。
私はようやく自身のスタイルを見つけ出す事ができました。
今回は、どうしてもゲーム実況で結果が伸びない駆け出し実況者の方へ、ゲーム実況をする上で意識するべきコツをガイド形式でお伝え致します。
目次
ゲーム実況暗黒期からの1つの光明
前述しましたが、私のゲーム実況活動の初期段階は、それはもうひどいものでした。
自分なりにちゃんと編集した動画を、ウキウキでアップロードした結果が再生回数1桁&低評価率100%のときは絶望でやけ酒かましたのを今でも鮮明に思い出せます。
そこからはとりあえずがむしゃらに動画を投稿やゲーム配信を繰り返していきましたが、やはり結果は振るわずじまい。
どうしたもんか…
活動が1年を迎えたタイミングで、私は自身の活動内容を根本的に見直そうと考えます。そこで出会ったのがボイスロイド実況でした。
▼▼ボイスロイドが分からない方は以下の記事をご覧ください▼▼
結果としては改善大成功!
結果だけ先に言ってしまいますと、実況のスタイルをボイスロイド実況に変更したのは大成功でした。
チャンネル登録者数は10人から300人まで上昇し、それに伴いYouTubeの評価も現在上昇傾向にあります。高評価数・率・視聴者維持率も大きく向上し、視聴者の方たちが求める動画を作ることに成功しました。
ここで私が皆さまに言いたいのは、『ボイスロイド実況がオススメだよ!』ということではありません。
ここで伝えたいのは、
自身の動画をしっかりと分析し、活動内容・動画の質を向上させていこう!
ということです。
私は分析の結果として『ボイスロイド実況をする』という選択をしました。しかし、他の人ならばまた別の選択をしたことでしょう。
以下に私が行った分析内容の全てをもとにした、駆け出し実況者向けのスターティングガイドを作成しました。
悩み・考え、自分なりの答えを導き出すための気付きとなっていただければ幸いです。
スターティングガイド1:視聴者へ与える価値(ベネフィット)を考えよう
動画を作成する際に1番意識しなければならないこと。それは、
あなたの動画を見ることで視聴者が得る価値(ベネフィット)
です。
結果が出ていない動画でよく散見されるのが、視聴者のことを考えていない自分よがりの動画です。
ボソボソと小さい声で画質の悪いプレイ動画をただ垂れ流しているものでは、誰もその動画に対して価値を感じてはくれません。
自分なりに視聴者の価値を考え、それを与えるための動画作りをする必要があります。
分かりやすい例ですと、『ゲームの攻略動画』なんかはまさに視聴者への価値を考えた動画ですよね。
また、ゲームのようなエンタメ性の高いコンテンツの場合、『面白さ』もまた価値の一つとして捉えられるでしょう。
ベネフィットが『面白さ』である場合、面白さを達成するための考え方は人それぞれです。
例えば、『自身の目で見て、面白いと感じる台本を作成してから収録をする』や『ひたすらプレイ動画をためておき、第三者が見て面白い場面のみ動画に組み込む』など、
これは面白い動画だ!!
と判断するための自分なりの評価指標を持っておきましょう。ポイントは以下の2点です。
・ベネフィットを明確にする
・ベネフィットを与えていると自己判断するための指標を設定する
上記を動画作成前に検討し意識することで、収録内容の質の向上に繋がります。自身の活動のベースとなる部分でもありますので、ここはしっかり固めておきましょう。
スターティングガイド2:実況スタイルを検討しよう
ベネフィットを明確に出来たならば、お次は自身の実況スタイルを検討していきましょう。
実況スタイルの例を挙げていきます。自身の目的・目標・ベネフィットによってスタイルを選択してみましょう。
肉声実況
自身の声でゲームの実況をする一番ポピュラーなスタイル。
・比較的編集の手間が少ない
・視聴者からの人気を自身に紐付けることが出来る
・生放送のゲーム配信が簡単に実施可能
・一人で画面に向かって喋り続ける根気が必要
・自分ならではの強烈な特徴がないと有名になるのは難しい
・視聴者が実況者の肉声に慣れるまで時間がかかる
・実況中のセリフは後付出来ない
・身バレの可能性がある
比較的編集の手間が少なく、特殊な機器を必要とするものでもないので、始めるためのハードルは低いです。
しかし、数多の競合ひしめくゲーム実況界隈で今から人気になるには、自分ならではの強烈な強みが必要です。
また、肉声の場合は一人で喋り続けるトーク力が必要であり、視聴者とのエンゲージメントを稼ぐためには継続的な活動が求められてきます。
しっかりと根気強く活動していく覚悟を持って取り組め、自分自身が実況者として有名になりたい方にはオススメのスタイルです。
機械音声実況
機械音声(ゆっくり・ボイスロイド)にて実況をするスタイル。
・機械音声の場合、実況の声を理由に動画を離脱する人が少ない
・プレイ動画に実況中のセリフを後付出来る
・ゲームプレイ中にトークをする必要がない
・身バレの可能性は低い
・生放送のゲーム配信が複雑
・編集の手間が多い
・台本を作成する必要がある
トーク力は必要なく、プレイした動画にセリフを後付出来ることから、より戦略的な内容での動画作りをしたい方に向いています。
ただし、セリフを後付する分、それを準備するための労力は肉声実況とは比べ物にならないくらいの重みがあります。また、機械音声が実況をするため身バレのリスクは比較的低いと言えるでしょう。
リアルタイムでのリアクション的な面白さよりも、面白さを作ることが得意な人にとてもおすすめです。
Vtuber実況
仮想のCGキャラクターを作成し、そこへ声をあてることにより実況をするスタイル。
・流行りものであり、物珍しさから流入が見込める
・誰でも理想的なキャラの姿になれる(おっさんでも美少女として活動出来る)
・技術的に実現の難易度が高い
・実施までの準備にお金がかかる
・キャラ付けを考慮したトーク力が必要
・流行りものなので今後の廃れ具合を想定出来ない
新しい技術であるため、かなりキャッチーなコンテンツであり、実施できれば人が集めやすい。
ただし、技術的な面で手間とお金がかかるのと、キャラ付けを考慮したトーク力が必要となってくるのでただの肉声実況とは求められるスキルが若干異なる。
お金に余裕があり、新しいことにチャレンジしたい気持ちが強い方にはおすすめです。
テロップのみ
プレイ動画にテロップだけを差し込むシンプルなスタイル。
・無駄な情報が少ないため見やすい
・身バレの可能性は低い
・トーク力が必要ない
・機械音声実況と比べると編集の手間は減る
・テロップのみで面白さを表現するのは難易度が高い
・テロップのみでプレイ動画の解説をしなければならないため、テロップを差し込む手間が大きい
シンプルさが売り。
面白さ・エンタメを追求するその他スタイルと異なり、無駄な要素が少ないため解説・攻略動画にとても適しています。
投稿動画のジャンルとして『攻略』をメインに据えておきたいのであれば当動画のスタイルをおすすめします。
スターティングガイド3:動画を作って投稿しよう
スタイルを決めたらお次は動画を作っていきましょう。基本的には、以下の3つを意識することで動画の品質は向上します。
- テロップの挿入
- 音(SE・BGM)の配置
- テンポの良いカット
それぞれ解説していきましょう。
テロップの挿入
テロップは視聴者の理解を助けるとともに、動画上の画を華やかにする効果が期待できます。
どういったときに活用するかというと…


↑このように、
・セリフ補助
・強調したい場面のアピール
・解説
の場面で使用します。最低限、手を抜かずに上記箇所を編集できれば、動画の質は大きく改善されることでしょう。
音(SE・BGM)の配置
動画へ様々な音をプラスすることで、視聴者の目を引く・気持ちをコントロールするなどの効果が期待できます。
このように、
・強調したい場面のアピール
・各シーンの雰囲気作り
・ボケ&ツッコミの強調
の場面で使用します。音に関しては配置が面倒であり、サボってしまう方も多いかと思いますが、テロップ同様、視聴者を引きつけるためのとても重要な要素です。
ぜひ手を抜かずに取り組んでいきましょう。
テンポの良いカット
動画編集の基本であり、最も重要な要素であるカット。作業が地味であり、手間がかかることからサボりがちになってしまう当工程ですが、決して手を抜かずに取り組みましょう。
・冗長なシーンはないか
・シーン前後で理解しやすい構成になっているか
・カットしたのを視聴者へ理解させる、させないを意識した編集をしているか
上記の観点をしっかりとチェックしつつ、動画を作り上げていきましょうね。
スターティングガイド4:投稿結果を分析しよう
動画を投稿したら結果の分析をしていきましょう。見るべき観点を以下に整理します。
視聴者維持率
いくつもある項目の中で、とても重要な指標です。駆け出しならばなおさら。
視聴者が動画をどこまで見ているかを示す指標
当項目を分析する際に意識するべき箇所は以下の2点です。
①:平均視聴者維持率の値
②:視聴者維持率の低下率が大きい箇所
詳細を見ていきましょう。
①平均視聴者維持率の値
その名の通り視聴者維持率の平均値を表した値です。この値が高ければ高いほど、多くの視聴者があなたの動画を最後まで見てくれているということです。
最低でも平均視聴者維持率、
『40%』
は獲得しておきたいところです。
上記の値を達成出来ない場合は動画の内容を見直す必要があります。
■離脱率が大きい箇所
グラフを確認すると、もしかしたら視聴者の維持率が ガクンッ と下がっている箇所があるかもしれません。
その箇所には、視聴者が離れたくなる何かしらの要因があります。どういうことか、例を参考にしつつご説明致します。
■動画冒頭の離脱率が大きい!!
例えば、以下のようなグラフがあります。


このグラフは私の動画投稿初期段階(肉声実況時)のものです。大変お恥ずかしながら実績値です…。
見ていただくとわかると思いますが、冒頭での維持率低下が著しいですね。
つまり、視聴者の方は私の動画を『見る価値なし!!』と冒頭の数秒で判断していることが分かります。
ではなぜ『見る価値なし!!』と視聴者は判断したのでしょうか。次はその理由を考えていきます。
今回の場合、私は『肉声実況』が冒頭の視聴者離脱につながっていると結論づけました。理由としては以下の通りです。
視聴する動画を選択する際に見える情報はサムネとタイトルのみ。つまり、動画内の音に関しては視聴するまで不明。サムネとタイトルで流入した人が動画を見る際に、想定していなかった『声』に拒否反応を起こし、冒頭の離脱につながった。
このように、グラフの数値変動から問題発生の理由を考察していきます。併せてもう一つ例を見ていきましょう。
■動画終盤の離脱率が大きい!!
以下のグラフを見てください。


グラフは先ほどとは違って、滑らかに右肩下がりしていますね。ここで注目してほしいのは、動画の終盤です。
他の箇所と比べて離脱率が大きいのが見て取れますね。理由を考えていきましょう。
なんとなく分析のイメージはついてきたでしょうか。このように最初は視聴者維持率から、問題点とその理由を考察していきましょう。
インプレッション数とクリック率
動画を見てもらうための重要な要素が、タイトルとサムネ。
こちらを評価するためには、インプレッション数とインプレッションのクリック率をチェックする必要があります。
インプレッションとは?
インプレッションとは、YouTubeに自身の動画が表示された回数のこと
つまり、インプレッション数はYouTube上であなたの動画が表示された回数のことであり、表示された回数のうちどのくらいの割合でクリックされたかを表すのがクリック率です。
このクリック率が高ければ高いほどあなたの動画のサムネ・タイトルは魅力的であるという判断が出来ます。
スターティングガイド5:改善策を練ろう
さて、問題点を洗い出した後は、それに対しての改善策を練りましょう。実例として、前の項目にて例として出した内容を改善するための方法をここでは考えていきましょう。
例1:視聴者維持率が40%未満
もし私が視聴者維持率が40%未満の動画を改善するならば、以下の策を実施します。
- 動画を見ないと分からない情報は入れない
- サムネ、タイトルの内容を視聴者の検索意図と一致させる
- 自分自身で面白いと思えるシーンを最低3箇所含める
- 編集の質を向上させる(テロップを出す際はSEを設置。視聴者に注目してほしい箇所にはアニメーションなどを使用し、意識付けさせるなど)
上記内容を意識して次の動画を作成し、投稿して再度値を計測します。
例2:動画冒頭の離脱率が大きい
以下の対応を実施します。
- 視聴者側の検索意図と動画内容(サムネ・タイトル含む)がマッチするよう調整
- 動画を見ないと分からない箇所を変更(音など)
動画を見ないと分からない情報として挙げられる最たる例は『実況者の声』です。
私も経験がありますが、知らない人の声を耳元で聞くのは抵抗がある方っていうのは意外と多いものです。
実況の声に拒否反応を示されては、動画を見てもらえるはずがありません。これを改善するためには、2つの方法があります。
①更新頻度を上げて、動画を見てもらう機会を増やすことで声に慣れてもらう
②視聴者が聞き慣れているであろう声を使用する(機械音声など)
①については、もう物量作戦です。
動画を更新し続け、視聴者に受け入れてもらうまで数を撃つ。
視聴者が動画を見てくれるタイミングを増やすことで徐々になれてもらうのが、地道ではありますが正攻法です。あわせて、発声法・トーク内容を練り、視聴者の不快にならない発生を心がけることも大切です。
②の場合機械音声であるため、声について視聴者のイメージと動画の内容が乖離する可能性は低いです。
なぜなら、視聴者は動画のサムネ・タイトルから、あなたの動画が機械音声実況であるということを知っているからです。
ここの意識を視聴者と合わせることが出来るのが機械音声の強みであり、わりと手軽に実施できる方法でもあります。
肉声実況にこだわりが無い方であれば、機械音声導入を検討しても良いかと思います。
例3:動画終盤の離脱率が大きい
当例の事象が発生する理由は、
『EDが流れたことで、この先には動画の続きはないと推測した視聴者が離脱している』
です。つまり対応としては、
『EDの後に続きがあると視聴者に思わせる』
です。
これはテレビでも活用されている手法ですが、
『xxに一体何が!?その真相はCMの後!!』
みたいなフレーズを耳にしたことはないでしょうか。これはいわゆる、
『ザイガニック効果』
を利用した手法です。
不完全な情報を得ると、その先を知りたいという好奇心が脳を満たす効果のこと
今回の例でいうと、
オチを言わずにEDへ突入→ED→オチ
という構成にすることで、視聴者離脱を引き止めることが出来ます。
有名YouTuberさんだと結構見かける手法ではありますね。わりと手軽に実施できる内容ですので、ぜひやってみてくださいね。
まとめ
以下情報をまとめます。
1:視聴者へのベネフィットを軸にした動画コンセプトを検討しよう!
2:自身の実況スタイルを決めよう!
3:動画を投稿しよう!
4:投稿結果を分析しよう!
5:分析結果をもとに改善策を検討しよう!
最初は上記のフローで動画投稿を開始し、あとは3~5を繰り返すことで動画の品質を向上させていきます。
動画を作って、投稿して、分析して、改善する。
当たり前の様な事をしっかりと実践していけば、必ず成果は現れてきます。ぜひ今回お伝えした実況のコツを活用して、自身の活動の糧としていただければ幸いです。
▼▼▼YouTubeでの活動をまとめた記事を執筆中!!『ガチの底辺』から這い上がるさまを皆さまぜひご参考ください▼▼▼
★★★★Youtube活動日記★★★★
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