
口で言うのは簡単ですが、実現させるのは難しいですよね。
しかしながら、今では様々な配信サイト・アプリが登場し、そのマネタイズ方法も多種多様。
分析して、改善してを繰り返し取り組めば決して届かないハードルではないように感じます。
今回はより手軽に配信が出来るという、
『配信アプリ』
を例に、自分だったらどうマネタイズするかをガチで考えてみようかと思います。
今回は『Mirrativ(ミラティブ)』というアプリを使ってマネタイズするためのスキームを検討してみたので、皆さまぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ミラティブとは?
最初にMirrativ(ミラティブ)というアプリについて解説していきます。
Mirrativ(ミラティブ)とはスマホ用ゲーム配信アプリです。その特徴は大きく分けて2つ。
スマホのゲームアプリを手軽に配信することに特化
■特徴2
『エモモ』というVtuberのようなアバターを使用可能
それぞれの利点を深掘りしていきます。
スマホゲームアプリを手軽に配信できる
使ってみると分かりますが、Mirrativ(ミラティブ)はスマホアプリの配信に特化したアプリ構成になっています。
視聴者側から見ると、上記のように気になるアプリをタップするだけで、タップしたタイトルを配信している配信者の一覧を確認することが出来ます。
また、気になるアプリをマイアプリに登録することで、登録アプリの配信者を検索しやすくなる仕様になっています。
配信者側からは配信アプリを登録することで、そのアプリが気になっている人を自身の配信に誘導しやすくなる設定があります。
配信手順も3分程度初期設定を実施してしまえば、あとは数回タップするだけでアプリの配信が可能となっています。
集客面・配信面、どちらをとってもアプリ配信のハードルを下げるためにアプリのインターフェースを構成しているのが見て取れました。
Vtuberのような3Dアバターを使用した配信が誰でもできる
もう一つの特徴はVtuberのようなアバター『エモモ』を使用した配信が誰でも実施可能であることです。
ゲーム配信において、顔出しをしたくない人にとってVtuberはうってつけの回避先ではありましたが、実施するまでに技術的なハードルが高く、個人で取り入れるには難しい分野でした。
しかし、このアプリにおいてはそういった技術的ハードルはなく、5分程度の簡単な設定をするだけで誰でもVtuverになれます。
顔出しをしたくない人にはとてもオススメ出来る機能です。
Mirrativ(ミラティブ)をインストール
これからMirrativ(ミラティブ)で稼ぐための方法を考えていきますが、実物を触りながらの方がより理解が深まるかと思います。
なのでまずはアプリを使用するための手順を記載します。もちろん無料で利用可能ですので、そこはご安心ください。
アプリを準備
まずは下記からアプリをインストールしてください。

リンク先のインストールをタップ。

端末にミラティブがインストールされているので、アイコンをタップして起動。

最初の説明を確認し、始めるをタップ。

初期立ち上げの場合、アバター『エモモ』の設定を促されるので、アバターを設定。
後から変更することも可能なので、一旦保存をタップして進めてしまっても問題ないです。

これで事前準備はOKです。お次はMirrativ(ミラティブ)内でのマネタイズ経路を見てみましょう。
ミラティブのマネタイズ経路は?
Mirrativ(ミラティブ)でのマネタイズ経路は、『視聴者からのギフト』の1つだけです。
ギフトとは?
Mirrativ(ミラティブ)内での投げ銭機能のことです。視聴者が配信者へギフトを贈ることで、配信者はオーブを獲得。
獲得したオーブは換金して銀行に振り込んでもらうことが可能です。
還元率
配信によって獲得できるオーブは以下のポイントから総合的に判断されます。
●コメント数
●ギフトの金額
上記で挙げたポイントの数値が高いほど、獲得できるオーブも高くなる仕組みです。
還元率については公式からの発表がなく一概には言えませんが、リサーチをした結果、
■ギフト:1057ポイント
■オーブ:354
という数値を出している方がいました。これを信じるならば、大体ギフトポイントの3割程度がオーブとして自身に還元されると思っていいでしょう。
換金に関する条件
オーブを換金するにあたり、2つ条件があります。
2:オーブの有効期間は180日まで
オーブを換金するためにはまず10,000個を集める必要があります。まあ、こういった条件は他のサイトでもよく見られる形式ですね。
しかしながら問題は『オーブの有効期限』です。
オーブを10,000個まで集めないと換金できないにも関わらず、オーブには有効期限がある。
つまり、180日の間に10,000個を集めることが出来なければ、換金は出来ず、所持しているオーブは消失してしまうということです。
獲得の早かったオーブから消失してしまうので、換金するためには消失したオーブよりも多くのオーブを獲得しなければ換金には近づけないという、いたちごっこを強いられる仕様となっています。

そう思う方もいらっしゃると思います。実際、私もそう思います。
しかし、Mirrativ(ミラティブ)はわりと気軽にギフトを得られる傾向があるのも事実ではあります。
理由は2つ。
・投げ銭の下限が低いこと
・視聴者でもログイン、運営イベントなどでコインを得られること
このようにギフトをもらえるハードルは低いが換金までの道のりは若干険しい。
というのがこのアプリの収益化における特徴ではないでしょうか。
こういった特徴も踏まえた上でどういった立ち位置での運用をしていくか。
それをこれから考えていきたいと思いますので、一旦は単なる情報として頭に入れておきましょう。
ミラティブの露出面
Mirrativ(ミラティブ)を運用する際の役割は、大きく分けて2つ。
2:リスト集め
上記どちらの役割においても、結局はフォロワーを集めることが目的となってきます。
なので、ここではMirrativ(ミラティブ)内の露出面の把握。また、どういった配信者がより多くの露出を得られるのかを考えていきましょう。
おすすめ
Mirrativ(ミラティブ)のホーム画面には『おすすめ』のタブがあります。

ここではバッジ・視聴者数・コメントなどを踏まえつつ、自身の属性にあった配信者をおすすめとして一覧にしてくれる箇所です。
新規視聴者の流入元としては一番大きな部分でしょう。
マイアプリ
自身の興味のあるアプリを登録することで、現在登録しているアプリをプレイしている配信者の一覧を確認することが出来ます。

つまり人気のあるアプリの場合多くの視聴者が存在するため、そういったアプリを狙ってプレイすることでより流入を増やせる可能性があります。
具体的な立ち回り
露出面・拡散媒体を頭に入れた上でMirrativ(ミラティブ)をマネタイズにどう活かすかを考えてみましょう。
再度の確認にはなりますが、Mirrativ(ミラティブ)の目的は、『アプリ内での収益化』と『リスト集め』。
これを実現させるためには、フォロワーの獲得が最重要の要件です。
したがって、まずはアプリ内でフォロワーを集めるための運用方法を考えていきましょう。
まずは初動72時間でフォロワーを確保する
Mirrativ(ミラティブ)ではバッジという概念があります。

そして初回配信から72時間以内は『期待のルーキー』というバッジを得ることが出来ます。
恐らくですが、このバッジはアプリ内のおすすめを表示するためのアルゴリズムに大きく影響しています。
なので、初動が露出を稼ぎやすくフォロワーを獲得できるチャンスでもあるとうことです。
よりMirrativ(ミラティブ)でのフォロワーを集めたいのであれば、初回配信までに以下の事項を準備しておきましょう。
Mirrativ(ミラティブ)では配信時のサムネを設定することが出来ます。より多くのタップを集めるべく魅力的なサムネイルを準備しておきましょう。
■企画検討:
ただプレイするだけでは視聴者は興味を持ってくれません。興味を引く企画をすることでより視聴者をつかまえることが出来ます。
■人気アプリの事前プレイ:
人気アプリの方が見てくれるであろう母数も多いので、事前に準備しておくことをお勧めします。視聴者は魅力的なプレイを求める傾向が強いので、技術的な部分はある程度鍛えてから臨みましょう。
Mirrativ(ミラティブ)は初動が露出が増える第1チャンスです。
そのため、しっかりとした事前準備が大切になってきます。しっかりと自身の動きを固めてから配信することを心がけましょう。
72時間後は毎日配信を実施する
72時間経過後はバッジ『期待のルーキー』が外れてしまいます。
その他バッジとしては、毎日配信することで獲得できる『まいにち配信』が手に入ります。

1回15分以上。7日間以上連続で配信している方にバッジが付きます。
この日数を重ねていくことで、より上位のバッジを手に入れることが出来ますので、なるべくまいにち配信を心がけていきましょう。
SNSでの拡散は必ず実施する
Mirrativ(ミラティブ)では自身の配信を各SNSへ共有することが出来ます。SNSからの流入を狙うことで、より多くの視聴者を獲得できます。
他のプラットフォームへ流用する
Mirrativ(ミラティブ)は自身の配信をダウンロードすることが出来ます。
これを編集してYouTube・ツイッター・TikTokなどのエンタメ色が強いSNSへアップロードすることで自身の素材を無駄なく活用できます。
他SNSのフォロワー・登録者増加にも繋がるので、活用している方は絶対やっておきましょう。
総評
私としての総評です。正直、
スマホアプリをメインに配信するゲーム実況者においては全然アリです。
ネットで情報をリサーチした際の意見として、
『オーブの期限があるから収益化が難しい』
という意見が多く見られました。しかし、このアプリの良いところはそこではないような気がします。
このアプリの良いところは、
・初動の露出面が確保できること
・スマホアプリとの相性の良さ
です。
YouTubeなどの動画プラットフォームにおいて、新規参入は本当に厳しいものがあります。
なぜなら、ある程度強豪が出そろったタイミングではありながら、YouTubeにおいては新規参入者を優先するようなアルゴリズムは存在しないからです。
ようは他者が強すぎて自分の動画が埋もれやすいってことですね。
しかし、Mirrativ(ミラティブ)の場合は新規参入者を優遇するような仕組みが組まれています。
これは誰がどのタイミングで入っても平等なチャンスが与えられるということですね。こういった仕組みづくりは評価されるべきだと私は思いました。
また、スマホアプリとの相性の良さも魅力の一つですね。
PCでスマホアプリを実況しようとすると案外面倒な手順を踏むことになります。
それをすっとばして実況が可能である点。
また、視聴者とのコミュニケーションを取りやすい点もGoodな部分です。
視聴者とパーティ組んで一緒に遊ぶことも簡単ですからね。エンゲージメントを稼ぐという点でも結構使えるんじゃないかと。
利用者層もスマホゲーム好きの若い世代という、わりとユニークな層がメインとなっているので、リスト集めとしても有用かと感じます。
なので、Mirrativ(ミラティブ)の運用立ち位置としては、
スマホゲームの集客用媒体(おまけで収益化)
といった感じでしょうか。
Mirrativ(ミラティブ)単体での収益化は微々たるものなので、集めたフォロワーを別のマネタイズしやすい媒体(YouTubeとか)へ誘導する施策を考えておきましょう。
具体的な動きを最後にまとめます。
2:初配信72時間以内に配信しまくってフォロワー確保
3:ルーキー期間が終わったら毎日継続配信
※配信した内容を別の媒体へ流用する
4:確保したフォロワーを別媒体へ誘導する
5:誘導先でマネタイズ(Mirrativ(ミラティブ)内ではオマケ程度にマネタイズ)
こんな感じでしょうか。
とりあえず無料でお試し出来るので、まずは試してみてはいかがでしょうか。
▼Mirrativ(ミラティブ)

私は現在ボイスロイド(※)という機械音声実況一本に絞って活動しているため、実行はしませんが、実行するとしたら先程前述した手順で動くかと思います。
私の動画に関する活動内容は以下のYouTube活動日記に日々つづっておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼参考記事
ではまた次の記事でお会いしましょう!