こんにちは、しょみんです。
昨日仕事から帰ったら、
俺のアパートの部屋の前で黒い物体が
佇んでいた。
ぴくぴく動く長い触覚。
産毛をもさもさと漂わせながら
じっとこちらの動向をうかがうのは
黒光りのなにがし。
俺の地元では、
「チョコレートランニング」や
「黒の弾丸」という2つ名が与えられている
3億5000年前から存続し続けている化け物だ。
何故ここにいる。
焦った。俺はひたすらに焦った。
そして何故動かぬ。
早く扉の前をどけ。開けられないではないか。
そっと足の先を近づけてみる。
距離にして10cmほどだろうか。
革靴のとんがりなつま先を
接近させるも、なにがしは動かない。

振動だ。振動を与えて、びっくりさせて
こいつをここから移動させよう。
床を足の底で叩いてみる。

何でうごかねえんだよ。
しかし俺はここで考える。
このなにがしは頑なに動こうとしない。
ということは、素早く部屋に入っちゃえば
問題ないのではないか。
いける。
俺は確信した。


なんでやねん
俺はその日G退治のために徹夜した。
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